14
2016 04

音響について教えてください。

音における聴感上の要素は、音の大きさ、音の高さ、音色の3要素となります。

音の強さは音源からの距離の2乗に反比例します。

気温が高くなると、空気中の音速は速くなります。

重い壁体ほど遮音性能が優れています。一般的に木造住宅より鉄筋コンクリート(RC)住宅の方が音漏れしないことが分かりますね。

二十歳前後の正常な聴力をもつ人の可聴周波数の範囲は、20~20,000Hz程度となります。年齢を重ねる毎に高い音が聞こえなくなってきます。

音をよく吸収する材料は、透過率が高いので、遮音効果を期待できません。

多孔質材質の吸音率は、低音より高音の方が大きくなります。

JISにおける床衝撃音遮断性能の等級については、その数値が小さくなるほど床衝撃音の遮断性能が高くなります。上下階の方への防音には、床衝撃音遮断性能が求められます。

残響時間とは、音が停止してから音圧レベルが60dB低下するまでの時間です。残響時間に室温は関係ありません。音を重要視する居室では、残響も大切な要素です。

在室者数が多いと、残響時間は短くなります。人が多いと、残響しにくいことが分かりますね。

最適残響時間は、音楽ホールが最も長く、次いで講堂、映画館となります。音楽ホールの天井や壁は、歪な形をしていますよね、これは音の調整をしているからです。

室内騒音の許容値は、住宅の寝室より音楽ホールの方が小さくなります。