木造一戸建ての増改築(富士見市リフォーム事例)

総額
700万円
工期
50日
内容
増改築の設計、増改築(解体工事、基礎工事、大工工事、内装仕上げ工事、電気工事、板金工事、塗装工事、水道工事、左官工事)
地域
埼玉県富士見市
カテゴリー
天井 クローゼット 押入れ 洋室 和室 リビング 子供部屋 寝室 玄関 外壁 雨樋

施工工程

  • - 施 工 -

    埼玉県富士見市の木造戸建ての増改築のリフォーム事例をご紹介します。築数十年の木造一戸建て(2階建て)のお宅です。子供の成長に伴い、子供部屋を造ったり、老朽化した外装や内装をリフォームしたいとご要望いただきました。3人の子供の更なる成長や生活しやすい導線設計をしました。結果、半軒(910mm)南側に増築することとなりました。また、耐震用に筋交いの補強、外壁のクラック処理等も併せて行う事となりました。

    - 施 工 -

    まずは1Fの和室を解体します。間取りを大幅に変えるため、ご覧の梁や柱以外は全て解体します。

    - 施 工 -

    畳、コンパネ、根太を取り外し、大引きが見えてきました。築数十年の住宅なのでベタ基礎ではないですね。土地が良いせいか、床下は湿気が少なく土もサラサラしていました。施主が隣の部屋や2Fで生活しているので、極力静かに且つ迅速で解体を行いました。生活しながら施工するあたりがリフォームの難しさです。

    - 施 工 -

    細かく根太を入れ、根太と根太の間には床下断熱材を入れ、コンパネを敷き詰めます。

    - 施 工 -

    床が仕上がったら、新しい間取りに合わせて柱を立てていきます。通路、壁、出入り口等間違いのないよう図面を参照しながら造っていきます。壁には筋交いを入れ、耐震補強を施します。

    - 施 工 -

    天井裏には鉄棒をタスキ掛けに入れ、横揺れにも耐えられるよう補強しました。

    - 施 工 -

    続いて、天井を造っていきます。天井裏には100mmの断熱材を敷きつめます。解体時は断熱材が入っていませんでしたが、快適に造らすためには断熱材は必要不可欠です。全部屋の天井裏と壁に断熱材を入れました。

    - 施 工 -

    天井、壁の下地処理が終わったら、石膏ボードを貼り、石膏ボードの隙間にパテを施します。

    - 施 工 -

    クローゼットや出入り口の建具や壁紙を貼り、無垢(さくら)のフローリングを敷き和室から洋室へ変わりました。

    - 完 成 -

    壁紙は白を基調とし清潔感があり、床は耐久性があり年月と共に味わいが出てくる無垢(さくら)のフローリングを利用しました。また、子供の成長に合わせて、2部屋に仕切れるよう囲いを設置しました。
  • - 施 工 -

    次は、南側の増築です。2Fのベランダに合わせて、1Fを半軒増築します。また、窓ガラスもペアガラス(シャッター付)に全て変えることとなりました。

    - 施 工 -

    増築する個所の基礎工事を行います。土を掘り起こし、ベースのモルタルを流し込みます。

    - 施 工 -

    続いて、基礎の立ち上がりを造ります。天候にも恵まれ、乾燥時間もしっかり取れました。

    - 施 工 -

    基礎工事が完了後、土台を入れ壁を造っていきます。柱、筋交いを入れ、コンパネを貼りつけます。その後、新しい窓枠を設置すれば左官工事の下地完了です。

    - 施 工 -

    コンパネの上からモルタルを何重にも塗りつけ、左官工事完了です。

    - 施 工 -

    増築部分の壁にもご覧の通り、断熱材をしっかり入れました。

    - 施 工 -

    また、床にも根太と根太の間に床断熱材を敷きつめ、生活空間の周りは断熱材で囲いました。これで夏は涼しく、冬は暖かい空間の出来上がりです。

    - 施 工 -

    従来、2部屋だった居室を増築により3部屋造ることができました。南側の1部屋は親の寝室となります。こちらも床は無垢(さくら)のフローリングを用いて、壁はアジア風の壁紙を選ばれました。

    - 施 工 -

    増築する際、どうしても構造上解体できない壁が残りましたので、その壁を活かし1部屋で壁紙を貼り分けました。落ち着いた雰囲気になりましたね。

    - 施 工 -

    リビングも天井、壁の壁紙を張り替え、床は無垢(さくら)のフローリングに敷き変えました。

    - 完 成 -

    白を基調とした天井、壁の壁紙に子供部屋への出入り口、親の寝室への出入り口の建具がとても清潔感がありますね。また、床は無垢ならでは暖かさがあり、家族団欒の場に相応しい空間となりました。
  • - 施 工 -

    3部屋の増改築、1部屋のリビングの施工が終え、床がフラット(バリアフリー)になりましたので、廊下と玄関も床高を揃えることとなりました。勿論、無垢材を利用します。現状は、フローリングが波打っていたので床下を覗いてみました。すると、根太の上にフローリングが敷いてありました(通常、根太の上にコンパネがあり、コンパネの上にフローリングを敷きます)。

    - 完 成 -

    現状のフローリングの上に無垢材を敷くことで二重張りとしました。丈夫な床となるだけでなく、床高も揃い、リーズナブルな価格で施工できます。玄関の框もリフォーム用框を用いて新築同様の玄関、廊下となりました。
  • - 施 工 -

    続いて、2Fのベランダ造りです。既存のベランダは床がギシギシ鳴り、手摺りもガタガタします。これは、危ない!

    - 施 工 -

    手摺りを全て壊し、新しく丈夫なベランダの腰壁を造っていきます。

    - 施 工 -

    2Fの窓も全てペアガラス(シャッター付)に変えますで、窓枠から全て解体します。

    - 施 工 -

    シャッター付ペアガラスは1日で2ヶ所施工できます(解体~設置)。

    - 施 工 -

    1F、2Fの窓が全てペアガラスに変わったら、塗装工事に入ります。高圧洗浄の後、軒天、外壁、戸袋、格子、玄関の戸等綺麗に塗り直しました。

    - 完 成 -

    外装塗装だけではなく、雨樋や網戸の張り替えも行いましたので、新築同様ですね。家が生まれ変わりました!
  • - 施 工 -

    最後に、風呂桶の交換です。築数十年ともあって、風呂桶も黄ばんできているうえ痛んできています。

    - 施 工 -

    既存の風呂桶を切り刻んで、解体していきます。

    - 施 工 -

    解体は容易でしたが、新しい風呂桶が従来より大きくなるため、横のタイルも綺麗にカットしていきます。すごいホコリが出て、これは大変でした。

    - 施 工 -

    おじいちゃん、おばあちゃんが風呂へ出入りしやすいよう手摺りをつけました。これで安心ですね。施主の優しさですね。

    - 完 成 -

    新しい風呂桶を入れ施工完了です。子供と一緒に楽しく風呂に入るも良いですし、一人でゆっくりと1日の疲れをとるのもいいですね。